日本橋が頭につく地名多すぎ? 23区の地名巡り

 室町・本町・人形町・馬喰町・小伝馬町・箱崎、兜町・・・、いずれも中央区の東側の
地名ですが、この付近に住んでいたり用がある人は不思議に思ったことはないでしょうか?

“なぜこのあたりの地名は地名の前に「日本橋」が付くの?”

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%A9%8B%E9%A7%85

23区は戦後から?

 上記の質問の答えですが、実は東京都の特別区23区の成り立ちに関わっています。

 現在の23区の原形になる行政区が設置されたのは明治11年(1878年)のこと。当時は千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区の9区の範囲に15区が置かれたのが始まりとなっています。https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/01soumu/archives/0714tokyo_ku.htm

 9区以外の範囲は、荏原郡、南豊島郡、東多摩郡、北豊島郡、南足立郡、南葛飾郡の6郡からなっていました。 この15区6群が現在の23区とほぼ重なります。15区外のエリアは品川などの一部を除きほぼ田園農村地帯だったようです。


 そこから18年後の1896年には南豊島郡と東多摩郡が合併し、15区5郡体制となります。さらに1932年には周辺の5郡を編入し、20の区を置くことで、35区体制となりました。現在の90歳以上東京育ちの方々には35区はなじみ深い区分のようです。(私の祖父は赤紙で戦線に送られた時以外で鳥取から出たことがないので、東京都内で戦前青春を送った方々に是非感覚をお聞きしたいです。)


 そこから戦後、戦災復興の中で1947年の3月15日に35区は22区へと統廃合されます。同年8月に板橋区から練馬区が分離する形で現在の23区が出来上がりました。

 ちなみに板橋区から練馬区が分離したのは、板橋区役所が遠すぎると練馬区民から苦情が多発したためだそうです。もし当時、現在のように区役所の総合支庁所システムがあれば、分離をせず、人口が世田谷区を超える最大の区が存在していたことになります。

 なお、この変遷は以下の表のようになっております。
 例えば港区は麻布区・赤坂区・芝区の合併によって誕生しています。なんとも強そうな組み合わせですね。

日本橋の地名の由来

 さて、冒頭の中央区の東側の地名の頭にやたらと”日本橋”がつく理由ですが、これらの地名が上記の表の通り、旧日本橋区に所属していたことに由来します。

 これは実はかつては地名には日本橋の名前はついておらず、日本橋区本町、日本橋区小伝馬町のような地名となっておりました。しかし1947年に、日本橋区が京橋区と合併して中央区となる際、日本橋区の人たちが地名から日本橋が消えることを危惧し、日本橋の地名を残すべく、町名の頭に日本橋をつけたことからこのような地名となっているのです。

 お出かけのときに地名に目を凝らすと、面白い歴史が見えてきます。
みんなもお出かけついでに地名巡りに出かけましょう。

以下に23区のそれぞれの地名の由来リストも付けますので、興味があれば区名の由来となった場所まで出かけで見ましょう。なにか新たな発見があるかもしれません。

各区の区名由来

足立区:

 付近の綾瀬川、元荒川に葦が生えており、そこから転じて足立という地名になった。
(葦はそこら中に生えてそうなので、足立さんや足立の地名が多いのも納得ですね)

葛飾区:

 葛の木が繁茂していたからであり、飾る葛の木という意味で葛飾区となった。

荒川区:

 そのまま区内を流れる荒川から由来する。

墨田区:

隅田川堤の通称である墨堤と、隅田川の田を組み合わせて墨田区とした。
(隅田でよくない?)
音としては澄みたる川という意味も持たせている模様。

江東区:

隅田川の東にあるため、江東とした。
もともとの呼び名が城東であったため、上等から高等への格上げという願いも込めている模様。

台東区:

 上野の高台を意味する「台」と上野の東にある浅草の「東」に由来する。
(それって上野区と名付けるのと何が違うのだろうか。浅草が不憫。)

中央区:

 東京都23区のほぼ中央に位置し、経済・文化の中心地であるため。

北区:

 そのまま北側の中心地にあるから。異論は多かったらしい。

文京区:

 小石川区・本郷区が合併した際、東京新聞が一般公募したが、議会で決着がつかず、
結局両区役所の職員対象に募集を行い、文京区が採用されたため。

千代田区:

 神田区・麹町区が合併した際、両区のシンボルであった千代田城(江戸城)が語感もよかったため、地名となった。

港区:

 麻布区・赤坂区・芝区が合併する際に、新しい区名をの候補として、城東区・東港区(とうこうく)の2つに候補が絞られ、その中から、東京港の発展に新区の成長を願うという意味を込め「東港区」が選定された。しかし、東京都東港区だと似た音が重なってややこしいという意見が出たことから、港区へ改められた。

品川区:

 区を北から南東に流れる目黒川の旧名から命名。

板橋区:

 石神井川にかかる板の橋が由来。

豊島区:

 大昔、東京湾が深くこの地域まで入り込んでおり、多数の島が存在していたことに由来。

新宿区:

 長野県の信濃高遠藩内内藤氏拝領の地であり、その屋敷跡(現在の新宿御苑)に作られた「新しい宿」が由来。御苑付近を従来内藤新宿と言っていたが、現在は新宿駅前に活気があふれ、地名の発祥地はひっそりと佇んでいる。

渋谷区:

 区役所が旧渋谷町に置かれたことから由来。渋谷町の由来は両岸の迫ったシボんだ狭い谷川が由来。地下鉄が渋谷駅付近では地上に上がってくるのは、かつてここが谷となっていたことの名残。

目黒区

 馬畔(まぐろ)に由来する。畔は田んぼなどの細く、曲がった道のことをいい、ここがかつて農村地帯であったことを伺わせる。

大田区:

 大森区の大と蒲田区の田をとり、合併後の区名とした。
(ほかの「おおた」の地名と違い、太田ではなく、大田であるのはその2つの区の合成地名であるため)

練馬区:

 崖から田んぼに流れ落ちる赤土粘土にちなんだ地名。
(正直意味不明)

 中野区:

  中野町と野方町が合併した際、中野町の中と、野方町の野をとって命名した。
 (それでいいのか野方町民)

杉並区:

 かつて人がさほど住んでいなかったころ、青梅街道の両脇に杉が連なっていたことに由来。

世田谷区:

 勢田郷ともともとは呼ばれていた地名であり、低い谷間の湿地を指す言葉から、世田谷に転訛。

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